dunknet

to those who love the game







差別から解き放たれたメイドインジャパンのライオン・八村塁 vol.1

f:id:dunknet:20181212224119j:image

 八村塁というバスケットボールプレイヤーをご存知だろうか。

 

 1998年2月生まれ。若干20歳という若さながら一人海を渡り、アメリカの大学バスケットボールリーグNCAAのゴンザガ大学でプレイする選手だ。ゴンザガ大学はNCAAの1部リーグに所属しており、数多くのNBAプレイヤーを輩出してきた超名門大学である。

 

 八村は現在このゴンザガ大学バスケットボール部でスターティングメンバーとして更には、11月に開催されたマウイ・インビテーションと呼ばれる大会において大会MVPを獲得。この大会で彼は勝利を決定づけるブロックを含めたディフェンス面において大活躍。来季ドラフト1位確実と呼ばれ、第二のレブロンジェームズと呼ばれる、ジオン・ウィリアムスやキャメロンレディッシュらを擁する2018年度NCAAバスケットボール界の銀河系軍団ドューク大学を破り、優勝も果たした。

 

 現在2019年NBAドラフト候補として大活躍する彼だが、その人生は簡単なものではなかった。

 

 1998年、富山県ベナン人の父と日本人の母の間に生まれた八村は「ハーフ」と呼ばれ、街では冷たい視線を感じたり、クラスメイトからも距離を置かれたりした。しかしそんな逆境をもろともせず笑顔とずば抜けた身体能力で跳ね退けてきた。

 

幼い頃から陸上・野球・空手と様々なスポーツを経験してきた八村がバスケットボールを始めたのは、アメリカの文化に夢中になっていた12歳の頃家族で訪れたニューヨークで屋外コートの多さやバスケットボール人気の高さを知ったからだ。

 

 その翌年八村は中学入学と同時にバスケットボール部に入部。中学三年時には全国中学校バスケットボール大会で準優勝するなど、才能を開花させていった。

 

 その後明成高等学校に入学し、ウィンターカップ3連覇を達成するなど圧倒的な成績を記録し、地元のヒーローとなった。

 


Rui Hachimura Highlights : 2014 FIBA World Championship vs USA

 八村は高校2年の時に出場した2014年FIBAアンダー17大会で、平均で22.6得点をマーク。現在ボストン・セルティックスでプレイするジェイソン・テイタムやフェニックス・サンズのジョッシュ・ジャクソンがいたアメリカ相手には25得点をマーク。この大会中八村はアメリカの大学でバスケットボールをプレイしたいということを言い続けたという。

 そしてこの大会後、明成高校に帰った八村はコーチからアメリカのゴンザガ大学が八村に興味を示しており、入学のチャンスがあることを聞かされる。

 そして翌年ゴンザガ大学バスケットボール部が遠征で日本を訪れた際、コーチが八村のプレイを見学、そして正式に奨学金をオファーされることとなった。

 

 バスケットボール選手として素晴らしい結果を残し地元のヒーロとなった八村だったが、「ハーフ」というだけで向けられる冷たい視線と常に戦い続けた。アメリカ文化に親しみを感じ始めたバスケットボールを武器に戦ってきた八村にとって、バスケットボールの本場アメリカへの挑戦は中学時代に思い描いたNBAプレイヤーへの道としてだけでなく、多様性の国アメリカへ飛び込むチャンスに映ったのかもしれない。

 

続きは明日。
お楽しみに:)

 

引用元:

bleacherreport.com