dunknet

to those who love the game







日本人がバスケの本場アメリカのNBAで活躍できない衝撃的な理由【環境編】

 

f:id:dunknet:20181218221944j:plain

 

今、日本でバスケットボールが熱い。

八村塁選手や渡邊雄太選手の活躍により、最近なにかと話題になっているバスケットボール。日本国内のリーグも人気に火がついてきたように思える。この現象は日本のみならず世界各国でも同様のことが起きている。お隣の中国を見ても、バスケットボールのファン数は増えていく一方であり、フィリピンなんかを見てもその人気は凄まじいものとなっている。そこでふと、このようなことを考えたことはなかっただろうか。

 

なぜ、日本人はNBAで活躍していないのだろう?

日本人がなぜ今までNBAで活躍してこなかったのか。このような疑問を持った人は少なくないだろう。これは別に日本人選手がNBAでプレイすることを拒否されているとかの問題ではない。日本人は実は、NBAでプレイしたことが過去にあったのだ。田臥選手という名前をきいたことのある人もいるだろう。彼はフィネックス・サンズでプレイし、NBAで初めて試合に出場する日本人となった。だが、彼以降アメリカに挑んでは、夢叶わず、数々の選手が散っていった。一体なぜなのだろうか。NBAには、なぜ日本人はいけないのだろうか。

 

今回は、日本人がNBAで活躍できない理由を3つに絞り、着目してみた。この記事ではその中の一つ目の理由を紹介する。

f:id:dunknet:20181218222013p:plain

 

1.バスケットボールを育む土壌がない

日本では、バスケットボールというスポーツを育む土壌がまだ整備されていないのだ。日本にバスケットボールが伝わったのは、1908年のことである。また、日本バスケットボール協会が設立されたのが1930年である。これはバスケットボールを考案したネイスミス氏が今の試合のルールの原型となるものを整備した、1891年と比較しても、特段遅れているとは言えなさそうだ。また、実はアメリカ国内でプロリーグが設立されたの1946年のことになるのだ。1946年に男子プロバスケットボールリーグであるBAAが結成され、3年後にNBLと合併が行われ、NBAが誕生したという流れだ。これは日本の1930年と比較しても16年遅れている。それにもかかわらず、アメリカではバスケットボールが日本よりも盛んなのだ。一体理由は何なのか。

 

答えは、大学スポーツに見つけることができる。アメリカではバスケットボールが発展してきた背景に大学スポーツの影響がある。アメリカでは昔から大学同士のスポーツ対戦が盛んであった。アメリカで最初の大学間バスケットボールの試合が行われたのは1895年のことだ。Hamlin UniversityとHamilin and the school of Agriculture(現在のUniversity of Minnesota)で5on5の試合が行われたのだ。一方、日本で初めてバスケットボールの試合が行われたのは、1924年だと言われている。この年に、早稲田大学立教大学東京商科大学が全日本学生籠球連合を結成したのだ。ここでは、約30年ほどのギャップが見受けられる。では、このギャップが致命傷となったのだろうか?

f:id:dunknet:20181218134108j:plain



その可能性は否めない。しかし、根本的な原因は他の部分にあると考える。その根本的な原因は、おそらく大学スポーツの位置づけ自体が日本とアメリカでは違っていたことだと考える。アメリカでは現在、大学にとってスポーツは重要な資産になっている。どんな資産かというと、それは時には大学名の広告塔になり、時には貴重な収入源になり、時にはプロスポーツ界への登竜門としての扱いを受けることのできる資産なのである。例えば、DUKE大学という大学がある。こちらの大学は学術的なレベルで見ても、米国トップレベルの大学なのだが、それと同時にバスケットボールもトップレベルなのである。この大学にはなんと、オリンピックのアメリカ代表コーチが在籍しているのだ。そんなDUKE大学は強固なファンベースを持つことから、多額の収益をバスケットボールから得ることが出来る。そこで得た収益を研究に充てるもよし、施設の拡充に充てるもよしで、全体的なメリットに繋げることが出来るのだ。

 

このように大学がスポーツ事業を戦略的に重要な位置づけにした場合、自ずとそのスポーツの環境整備はできてしまうのだ。国が総力をあげて、環境整備をしたわけでもなく、自然の摂理でスポーツが発展していったのだ。日本にももちろん大学スポーツはあるが、果たして大学が本気で力を入れて取り組んでいるところはあるのだろうか。コーチやスタッフ頼りで、大学側が戦略的な事業として取り組んでいるようには思えない。日本大学での問題からも見ることが出来るように、スポーツは大学と別の問題として切り離しているようにも思える。もしも、日本でも大学が本気でスポーツ事業に取り組み出すと、バスケットボール界がより活性化されるに違いない。